顎関節症

あごが痛くなったり、動かすとカクカクと音がする事ありません?

顎関節症とは?

診断検査

問診:関節の痛みや筋のしびれなどをヒアリングすることで口腔外科領域の問題なのか整形外科や形成外科領域の問題なのかが少しづつ絞れてくる事が多いです。

検診:体全体のバランスや顔の対称性、かみ合わせ以上などを確認。筋の緊張度や動きのスムーズさ、クリック音の存在、口がどの程度開けられるかを確認。

画像診断:X線による顎関節の形状の確認、また、どの程度前後に動いているか外れているかを確認。

原因

生活習慣上での原因と、口腔内環境が主に挙げられます。

生活習慣上で、顎関節症になりやすいものとしては、歯ぎしりやほおづき、うつぶせ寝や左右どちらかの顎で噛むくせが強く付いているなどが挙げられます。

また、ストレスによりそのような原因行動を起こす患者がよく診られ、ストレスによる歯の食いしばり、机に向かって姿勢を長時間固めることで結果的に顎の関節や周りの筋肉に過度な緊張を与えてしまうことが考えられます。

口腔内環境が原因の理由としては、かみ合わせの不具合や長期間特定の歯が抜けていてブリッジや義歯などで補完をしていなかったことによる額のバランスが悪くなってしまったこと等が挙げられます。

悪質なケースだと総義歯や入れ歯を作成した際にかみあわせの朝政が悪く顔の形がだんだんと変形するといった症例も見られます。

特殊なケースではありますが、事故や殴られた、ぶつけたなどの原因で口腔内の環境が変わったり直接的に顎関節に傷を追ってしまうなんてことが考えられます。

また、現代人は食文化の変容から、顎の間関節を守る筋肉や筋が鍛えられていないということも理由に上げらるのではないでしょうか。

顎関節症の分類

顎関節症には多様な症状があるので、有限責任中間法人日本顎関節学会は5パターンに分類をして歯科医師の一助となっている。

I型:咀嚼筋障害が中心。顎関節を動かすさいに症状が認められ、筋痛を強く感じる事が多い。

II型:関節包、関節靭帯、円板後部組織の慢性外傷性病変が中心。顎関節運動時に運動痛と圧痛を強く生じやすく、「カクッガグッ」というようなクリック音を生じることが多い。筋痛はあまりなく、関節鏡下で診断する。

III型:関節円板の転位や変性、穿孔、線維化が中心。クリッキングと呼ばれる「カクッガグッ」というようなクリック音がよく見られる。痛みはあまりなく、あまり症状を気にする患者もいる。そのため、診断が遅くなる患者も多い。

III型a:復位性関節円板転位:関節円板の位置関係が直る時(ハマるとき)に「カクッガグッ」というようなクリック音がよく見られる。

III型b:非復位性関節円板転位:関節円板の位置が復位しない。ひっかかりのための開口障害や疼痛がおこる。

IV型:変形性関節症。関節軟骨の破壊、下顎窩や下顎頭の骨吸収や変性・添加、関節円板や滑膜の変形異常などの退行性病変を主徴候とし、クレピタス音と呼ばれるクリック音が顕著である。X線所見上も大きな異常を認めるようになる。

V型:上記のI~IV型のいずれにも該当しないが、領域に異常症状を訴える、心身医学的な要素を含むもの。